「演劇の街」をつくった男 本多一夫と下北沢
ジャンル | 書籍 |
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書店発売日 | 2018/09/28 |
ISBN | 9784835638492 |
定価 | 2,750円(本体 2,500円+税) |
その中核を成す本多劇場、ザ・スズナリをはじめ、8つの劇場を下北沢にオープンし、運営しているのが本書の主人公・本多一夫だ。
政治的な志や文化的な理想を抱いていたわけではなく、商業的な成功を目指したわけでもない。ただただ演劇への想い、芝居をする人たちを応援したいという気持ちだけで、自分の生き方を変え、街を変え、日本の演劇が現在の形になる大きな役割を果たした本多。
その足跡を、本人の言葉と、下北沢を拠点としてきた演劇人たちの証言で解き明かす。
【証言】
柄本明
加藤健一
野田秀樹
流山児祥
古田新太
ケラリーノ・サンドロヴィッチ
宮藤官九郎
賀来賢人
本多愼一郎
本多一夫プロフィール
1934年、北海道生まれ。映画会社のニューフェイスに選ばれて上京するが、4年後に映画会社が倒産。俳優への道を断念し、飲食店経営に乗り出したところ、下北沢に50軒以上の店を構える実業家として大成功を収める。しかし、演劇への想いが消えることなく、下北沢で劇場を開場。現在は本多劇場、ザ・スズナリ、駅前劇場、OFF・OFFシアター、「劇」小劇場、小劇場楽園、シアター711、小劇場B1と8つの劇場を開場・運営している、世界でも類を見ない個人劇場主。