木造モダニズム建築の傑作 聴竹居 発見と再生の22年
“実験住宅”と称した家を何棟も建て、住み心地を検証し続けた藤井厚二の最後の作品でもある「聴竹居」は、細部にわたって凝らされた意匠のみならず、さまざまな住居としての創意工夫が施されている。現在は一般公開もされ、地元住民を中心とした維持・保存活動が行われている「聴竹居」は、「環境共生住宅の原点」といわれ、日本の住宅の理想形を実現した建築と認められながらも、長らく知る人ぞ知る存在であった。
そんな「聴竹居」は、どのようにして発見され、再生されたのか。その歩みを綴った1冊。





























