若き信長の知られざる半生 (単行本)
尾張のうつけ者が桶狭間で今川侵略軍を撃破するまで、
その26年の歩みを解く新釈織田信長史!
「新説!桶狭間の戦い」も収録
天才、戦国の覇者である織田信長だが、その前半生は意外と知られていない。
本書は、誕生からの16年、父信秀の死後に孤独な戦いを始めてから約10年――桶狭間で勝つまでのこの26年の前半生を年ごとに詳細に検証する書籍である。幼年期の信長は父の戦いを見て何を感じたのか?うつけ者と呼ばれたその真意は?今川氏との因縁の歴史、そして自前の軍勢を組織して戦うその姿……。
また本書では「新説!桶狭間の戦い」を収録。当時の今川義元の追い込まれつつあった状況、実はその時義元は撤退中だった、などなど。新説により、これまで長きに渡って「謎」とされてきた信長勝利の秘密を解き明かします!
信長の足跡などを辿れる「ゆかりの地」のガイドも充実。本書片手にフールドワークに出かけて、若き信長の心情をリアルに感じられます。
【 CONTENTS 】
序章 研究が進む若き時代の信長
信長時代の尾張と三河
尾張と三河全図
祖父信貞の身分と活躍
主要人物相関図
第一章 器用の仁 父信秀の活躍
1533年から1540年までの出来事
第二章 信秀の絶頂と没落
1541年から1551年までの出来事
第三章 信長9年戦争の幕開け
1552年から1554年までの出来事
第四章 今川を押し返し尾張統一
1555年から1560年までの出来事
第五章 新説!桶狭間の戦い
両軍の移動図
桶狭間の戦いの謎は義元が撤退していた、で解ける
新説で現地を歩く
巻末特別企画 光秀の末裔、明智憲三郎氏に聞く若き信長
【 著者プロフィール 】
水野誠志朗(みずのせいしろう)
1956年名古屋市生まれ。インディーズミュージシャン活動ののち情報出版社へ入り、自動車雑誌など5誌を創刊、単行本数冊を手掛ける。1997年にweb制作と出版・編集プロダクションの(株)デイズを創業し、自動車ライターとしても活動。2012年に『信長公記で追う桶狭間への道』を発行して、若き信長の研究を始める。2018年に『現代語訳 信長公記 天理本 首巻』(かぎや散人著)を発行。現在は若き信長に関する歴史ライター、講師、ツアーガイドとして活動中。

