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2024.05.30
凱旋 9歳で癌になった僕が17歳で世界一になるまでの話 (単行本)

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▷詳細
注目のプロ車いすテニスプレイヤー・小田凱人。
難病をものともせず世界一の座に登り詰めた軌跡を自ら語る初書籍
2023年6月、フランス。車いすテニスの「全仏オープン」を制した17歳の小田凱人は、史上最年少でのグランドスラム制覇と世界ランキング1位を同時に達成という華々しい偉業を成し遂げた。
小学校3年生で骨肉腫となり、サッカー選手になる夢をあきらめた小田少年は、闘病中に車いすテニスと出会い一筋の光を見出す。立ち止まることなく、新たな夢に向かってがむしゃらに進み、わずか8年で世界の頂点に立って見せた。
まるで夢物語のようなこのストーリーを、小田凱人はいかにして現実のものとしたのか?
誕生から現在まで、その道程を本人が詳細に語り下ろす。
夢を叶えるための強い意志、目標に向かって欠かさない努力、家族・友人・スタッフとの強い絆、周りを巻き込む空気、幸運を引き寄せる力、そして感謝の気持ち……。様々な要素がそろって初めて実現していく夢のカタチがそこにある。
常々「子どもたちのヒーローになりたい」と語る小田凱人。まだ道は半ばだと言う。パワーあふれる彼の姿から、この本を通して生きるエネルギーを受け取りたい。
【掲載内容】
■プロローグ
世界一の車いすテニスブレイヤーになりたい
■CHAPTER 1 誕生〜小学校2年生
生い立ち、そしてプロサッカー選手を夢見ていた頃
家族について/凱人という名の由来/小学校時代の夢はサッカー日本代表選手になること/「ジャイアン凱人」と呼ばれて
■CHAPTER2 小学校3年生
突然の病魔・入院中に知った車いすテニスの魅力
忍び寄る病魔。原因不明の左足痛に悩まされる/9歳で迎えた人生の転機/初めて分かった友達の大切さ/入院生活すらも楽しんじゃえ/相棒との出会い
■CHAPTER3 小学校3年生〜小学校6年生
新たな夢は「車いすテニスで世界一に」
久々の学校生活はやっぱり楽しい/自分にできることが何かあるはず/車いすテニスって面白い/挨拶や礼儀の大切さを学ぶ/初の試合は大惨敗から始まった/病は完治せず。二度目の手術
■CHAPTER4 中学校1年生〜中学校3年生
初めての海外遠征。コロナ禍に負けず貫いた自分のテニス
初めての海外遠征/世界ジュニアマスターズで史上最年少優勝を果たす/コロナ禍を乗り越えて/東京パラリンピックへの道
■CHAPTER5 中学校卒業〜高校2年生
プロ転向。様々な史上最年少記録を塗り替えるために
パラスポーツの価値を高めたい/国枝慎吾さんの道をたどる/快進撃の最中に考えていたこと/15歳でプロへの転向を宣言/初めてのグランドスラムで得た手応え/憧れのレジェンドとの死闘
■CHAPTER6 高校2年生〜現在
憧れの存在から託された車いすテニス界
国枝さんからのラストメッセージ/僕のチャンピオンロード/凱人、凱旋門へ凱旋する/パリパラリンピックに向けて
■エピローグ
夢は半ば。僕らにやりたいことを我慢している暇はない
■著者プロフィール
小田凱人(おだ・ときと)
2006年5月8日生まれ。愛知県出身。9歳のときに骨肉腫になり車いす生活に。10歳から車いすテニスを始め、数々の偉業を最年少で達成。2023年、全仏オープンでグランドスラム史上最年少優勝(17歳1か月2日)&最年少世界ランキング1位(17歳1か月4日)を達成し、ウィンブルドンも制覇。名実共に、車いすテニス界の次代を担うトッププレイヤーとして国内外から注目されている。世界シニアランキング1位、世界ジュニアランキング1位(2024年4月15日現在)。東海理化所属。
■小田凱人選手からのコメント 僕は昔から誰もやったことのないことに興味がありました。それは車いすテニスのプレースタイルはもちろん、スポーツを始める前から、誰もやっていないからこそやる……そんなことに価値観を覚えるようになりました。 今回、僕の本を2冊同時に出版することができ、これもまた一つ僕にとって誰もやったことのないこととして刻まれました。今回の2冊の本の内容は赤と青くらい違う内容です。ぜひ多くの方に手に取っていただき、皆さんそれぞれが赤と青を混ぜ自分色に染めて楽しみ、いつか読んだことを懐かしんで頂けるような本になることを願っています。パリパラリンピックが終わった後はDreamerとして凱旋するので、ぜひこの本とともにパリパラリンピックもお楽しみください。 |